>>417

キリスト教の考え方としては神の実体は一つで、その神の一部が人間として生まれたのキリストであるため、キリストは神の実体という考えとなる
しかし創造主はキリストではなく、キリストも創造主ではない、しかし創造主(指輪物語の世界観で言えば創造の技術者)もキリストも一つの神性ではあるが同時に自立存在という性格を持つため、キリストは人間でもある

https://ja.wikipedia.org/wiki/位格的結合
そのため今日ではこの語はしばしば「位格」と訳される。これは実際的・具体的な自立存在を指し、プラトンのイデアのような抽象的なカテゴリと対比される。

キリスト教を除くと神が物理的実体であるとし、非物質的なイデアーや二元論を排斥した宗教は見当たらない

宗教にとっては、非物理的な霊とか魂、死後の世界に任せれば教義の辻褄を合わせるのは簡単だが、キリスト教はそれをしない
実際のところキリスト教異端カルトの大半はこの、二元論に戻った原始宗教になる点において、何がキリスト教を特別としているかが浮き彫りになったと言える
二元論化した宗教は、神道も含めて教義が新プラトン、グノーシス、マルキオン、ゾロアスター、ヒンドゥー、仏教、マニのように洗練されたカテゴリーか、神道・儒教・アメリカ原住民の
部族の酋長が語るような非論理的で粗雑なものに二分できる