https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20190226/0008241.html

日高線自治体 JRと個別協議へ
02月26日 18時10分

JR北海道が廃止の意向を示している日高線の鵡川・様似間の沿線7町の会合が開かれ、全線がバス転換した場合にどのような地域振興策を受けられるのか、7つの町がJRと個別に協議したうえで、あらためて話し合い、沿線の7つの町としてバス転換を受け入れるかどうか最終的な結論を出すことが決まりました。

会合は新ひだか町で開かれ、日高線の鵡川・様似間の7つの町の町長と道の幹部などが出席しました。
これまで、様似町など6つの町はバス転換を含む案をすでに受け入れている一方、浦河町だけはすべての区間で鉄道を維持してほしいという意向を示しています。
会合で浦河町は、全線で鉄道を維持するよう求めながらも、仮にバス転換した場合に、各町がどのような地域振興策を受けられるのか、JRと個別に協議することを了承したということです。

今後は、全線がバスに転換した場合の経路や便数などについて7町とJRが協議して、その後7つの町が個別にJRからどのような地域振興策を受けられるのか協議することになります。
そのあと再び7町の会合を開いて、沿線の7つの町としてバス転換を受け入れるかどうか最終的な結論を出すということです。

7町の会合の代表を務める様似町の坂下一幸町長は、「個別協議に入ることが決まって良かった。十分議論を尽くして良い結果につなげたい」と話していました。