※夜の政治

 安倍晋三首相は26日の衆院総務委員会で、毎月勤労統計の調査手法変更に関し、野党が「政権への忖度(そんたく)があった」と批判していることに対し、自身の自民党総裁任期と調査手法が変わった時期を絡めて否定した。

 立憲民主党の高井崇志氏への答弁。

 理由として首相は、2018年1月の「部分入れ替え方式」導入に触れ、厚生労働省の有識者検討会で統計手法の議論が行われていた15年当時の自民党則は総裁の連続3選を認めておらず、18年9月以降の総裁続投は想定されていなかったと説明。

 手法の変更による統計数字の変化について「結果がはっきり分かるのは19年だ」と指摘し、「(厚労省が)私のことを忖度したことにはならない」と主張した。自民党が総裁任期を「連続2期6年」から「連続3期9年」に延長する党則改正を行ったのは17年3月。 

2/26(火) 19:31
時事通信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190226-00000109-jij-pol