湘南新宿ライン一時運転見合わせ、9.6万人に影響 東洋大は入試時間繰り下げ
毎日新聞 2019年2月27日 13時05分(最終更新 2月27日 13時06分)
https://mainichi.jp/articles/20190227/k00/00m/040/129000c

 27日午前6時ごろ、横浜市金沢区富岡西7の京急富岡駅の上り線で、三崎口発青砥行き特急電車(8両編成)に男性がはねられ、死亡した。京浜急行電鉄によると、上大岡―金沢文庫駅間で、上下線が約2時間にわたって運転を見合わせるなどし、約6万4000人に影響が出た。【洪玟香、高橋昌紀、金森崇之】

 神奈川県警金沢署などによると、男性は40代くらい。特急が京急富岡駅構内に進入する際、ホームから線路に飛び降りる姿を運転士が目撃したという。

 また同日午前8時10分ごろ、東京都北区東十条1のJR湘南新宿ライン赤羽―池袋間の踏切で、高崎発平塚行き快速電車(15両)に男性がはねられ、死亡した。

 JR東日本東京支社によると、湘南新宿ラインに加え並行して走る宇都宮、高崎、京浜東北の各線も一時運転を見合わせるなどし、約9万6000人に影響が出た。

 警視庁王子署によると男性は20代くらいで、遮断機が下りていた踏切を歩いて渡っていたという。

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 事故を受け、東洋大は白山キャンパス(文京区)で実施した一般入試の時間を1時間繰り下げて午前11時開始とした。同キャンパスでの受験者は約5300人だが、大きな混乱はなかった。