燃料は“竹粉” 新エンジン披露

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/tokushima/20190227/8020004126.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

竹の粉を燃料にしてエンジンを回転させる新技術を徳島県板野町の徳島工業短期大学などが開発し、
27日、大学構内で一般公開されました。

徳島工業短期大学は、5年前から阿南工業高等専門学校と共同で竹の粉を燃料にした
「竹粉エンジン」の研究開発を進めてきましたが、このエンジンが
徳島県板野町の大学構内で一般公開されました。
「竹粉エンジン」は、竹を細かく砕いた粉に火種としてディーゼル燃料を噴射して爆発させ、
そのエネルギーでエンジンを回転させる仕組みです。

実験では、研究者が竹の粉を装置に注いでレバーを開くと粉がシリンダーに吸い込まれて
エンジンが回転する様子や、粉の量を増やすと回転数が上がる様子が確認できました。

大学によりますと、この「竹粉エンジン」は、従来のエンジンに比べ
4分の1以下のディーゼル燃料で同じエネルギーが得られるほか、排出される二酸化炭素も
竹が大気中から吸収したものに由来するため、環境にも優しいということです。

開発のリーダーを務めている徳島工業短期大学の宮城勢治学長は、
「県内では多くの竹林が放置されており、このエンジンで竹を有効活用し地方に活気が生まれればうれしい」
と話していました。

「竹粉エンジン」は去年、国の特許を取得したということで、今後、さらに実験を繰り返して
データを集め、発電や自動車への応用も目指しているということです。

02/27 18:00