https://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20190227/0008270.html

停電時の電源セコマと日産が協定
02月27日 19時42分

セイコーマートを展開するコンビニチェーン「セコマ」は、停電が起きた際に、電源として電気自動車を借り受けて店舗の営業を通常に近い形でできるようにするための協定を日産自動車と結びました。

27日札幌市で行われた調印式には、「セコマ」の丸谷智保社長と日産自動車の星野朝子専務が出席して協定書に署名しました。

協定では、大規模な災害などで停電が起きた場合、日産の販売店から近くのセイコーマートに電気自動車や大型電池を運び込んで、電源として利用するとしています。
去年9月の地震で道内で大規模停電が起きた際に、セコマは多くの店舗で営業を続けましたが、冷凍庫が使えなかったり電子決済ができなかったりしました。

協定はこうした災害時の対応を強化するのが狙いで、店舗で冷凍庫やレジ、それに電子決済のシステムなどを使える状態にしても、1日程度の営業を続けることが可能だということです。
セコマの丸谷社長は、「被災者の安心感につながる電気を利用できる態勢を日産とともに整えていきたい」と話していました。

また日産自動車の星野専務は、「電気自動車は走るだけでなく、社会にさらなる価値をもたらすと確信している」と話していました。