日本建設機械工業会(東京・港)がまとめた1月の建設機械出荷額(補給部品を含む総額)は前年同月比4.7%増の2131億円で、4カ月連続で増えた。排ガス規制の影響で減っていた国内需要が回復しているほか、外需では北米でエネルギーや土木分野が好調でレンタル向けも堅調だった。アジアでも建機需要が旺盛で、引き合いが増えている。

国内ではトラクターや油圧ショベルが大幅に増え、同10.2%増の740億円だった。外需も北米が17カ月連続で前年を上回るなど好調で同2%増の1391億円だった。中国以外のアジア向けでは、インドネシア向けの建設用クレーンなど大口案件があり、9カ月連続で前年を超えた。

同工業会では2019年度の建設機械の本体出荷額が18年度見通しに比べ2%増の2兆4902億円になるとの予測をすでに発表しており、足元は堅調だ。

2019/2/28 18:39
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO41878350Y9A220C1TJ3000/