神奈川県の東名高速で2017年に起きたあおり運転事故に絡んだデマをネット上に書き込まれたとして、「石橋建設工業」(北九州市)の石橋秀文社長(48)が来週にも、男性ら8人を相手取り、計880万円の損害賠償を求める訴訟を福岡地裁直方支部に起こす。代理人弁護士への取材でわかった。デマにより会社は休業を余儀なくされ、精神的苦痛を受けたなどと訴える。

 代理人弁護士によると、原告は石橋社長と法人としての同社。被告は、デマをネット上に投稿したとして、福岡県警が名誉毀損(きそん)容疑で書類送検した11人(いずれも不起訴処分)のうち8人。残りの3人は示談が成立したなどで、提訴を見送ったという。

 8人は17年10月11〜13日、事故で逮捕された容疑者と同社が無関係にもかかわらず、「容疑者の勤務先」などとするデマをツイッターや掲示板サイト「5ちゃんねる」(旧2ちゃんねる)などに投稿したり、転載したりしたという。

 デマの拡散後、同社に多い日で…残り:197文字/全文:600文字

2019年2月28日21時00分
朝日新聞デジタル
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