3/1(金) 11:55配信
Web東奥

 青森県教育委員会は28日、同僚の女性を抱きしめたり、体を触るなどのわいせつ行為や性的な発言を繰り返したとして、八戸市立小学校の男性教諭(50)を懲戒免職処分にした。2018年度の教職員の懲戒免職は4人目。

 県教委教職員課によると、男性教諭は17年7月から12月ごろまでの間、学校内で逃げる女性を追いかけて抱きしめたり、車の中で女性の体を触ったりした。時期は判明していないが、タクシー内で体を触るなどの行為もあったという。

 18年12月、女性の相談を受けた家族が電話で校長に被害を訴え、事態が発覚。男性教諭はその後出勤していない。同課の調査に「女性に好意があった。心に深い傷を与えたことをおわびする」との趣旨の話をしているという。女性が警察に被害届を出したか、同課は「承知していない」としている。

 県教委は今回、セクハラ行為の懲戒規定に基づき処分を検討。体を触るなどの悪質な行為が繰り返し行われたことを重く受け止め、最も重い免職とした。

 懲戒免職が本年度既に4人目となったことに、県教委の田村博美教育次長は「再三にわたって服務規律の指導徹底を図っているが、不祥事が後を絶たないゆゆしき事態を重く受け止める。深くおわびする」と陳謝した。

 八戸市教委によると、学校側が今後、保護者や児童への説明会を行う予定はないという。同教委の伊藤博章教育長は「児童、保護者にご迷惑をおかけし、心からおわびする。地域住民の信頼回復に努めていく」などと文書でコメントした。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190301-00000002-webtoo-l02