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マルコスの独裁長期政権による汚職蔓延、借金による好き放題で野放図な公共投資による放漫財政(日本に類似した縁故資本主義)、独裁維持のために過剰な軍備増強(縮小はマルコスと側近にとって命取り)
と財政の破綻がフィリピンの衰退の原因とされているらしい

https://en.wikipedia.org/wiki/Economic_history_of_the_Philippines
After experiencing years of positive growth, the Philippine economy between 1973 and 1986 suffered
a downturn due to a mixture of domestic and international problems. Those were the years the country
was under Ferdinand Marcos and martial law, witnessed the assassination of Benigno Aquino, Jr., saw
changes to the Philippine energy law,[clarification needed] and the popularity of the EDSA People Power Revolution.

https://ja.wikipedia.org/wiki/フェルディナンド・マルコス
こうした戒厳令布告による強権政治や開発独裁は、隣国インドネシアのスハルトの手法を真似たとみられている。
マルコスの著書『新しい社会の上に記録する』によれば、それは既存の特権階級に与えられていた権益を貧者に解放する政策だった。
フィリピン経済を伝統的に支配した華僑など既存の特権階級が持つ権益は没収され、貧しい人たちに特権が与えられたと喧伝されたが、
実際にはマルコスの一族と取り巻きに引き継がれたに過ぎなかった。この現象を示すために「クローニー(縁故・取り巻き)資本主義」なる用語まで登場した。
この政策は国家主義的な意図があったとみられ、この既存階級に対する闘争は労働者の支持を集め、農地解放は農民の支持を集めた。
しかし、この間に、その権益の分配をめぐり贈収賄・恐喝・横領が生じることになる。