全日本空輸(ANA/NH)はひな祭りの3月3日、機長を含むさまざまな運航業務を女性が担当する「ひなまつりフライト」を、羽田発石垣行きNH91便(ボーイング787-8型機、登録記号JA821A)で行った。女性機長が乗務するのは、昨年に続き2回目となった。

 羽田空港の61番搭乗口では、客室乗務員や地上係員、グランドハンドリングスタッフ、整備士らが、ひな人形が描かれたアメやひなあられなどを乗客に手渡した。

 搭乗後は横断幕を手に、雨が降る中を女性スタッフが出発を見送った。マーシャリングや貨物の搭載に使う車両には、サクラの木やひな人形をイメージした飾り付けが施されていた。

 ANAのひなまつりフライトは、パイロットや客室乗務員、地上係員、整備士、グランドハンドリングなど、運航にかかわるさまざまな職種を女性が担当。部門を越えて初めて行ったのが2009年で、翌2010年も同様の形態で実施し、再び部門横断型となった2014年から数えると今回で6回目となった。

 ANA本体のパイロットのうち女性は約20人で、うち2人が機長資格を持っている。今回のNH91便はパイロットと客室乗務員ともに全員が女性で、乗客339人(幼児7人含む)を乗せて午前11時16分に出発。同35分にD滑走路から離陸し、午後2時38分に石垣へ到着した。

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2019年3月3日 19:16 JST