<ふるさと納税>カキの種付けなど体験型返礼品を塩釜市が導入

 宮城県塩釜市は4日、ふるさと納税の返礼として、浦戸諸島でのカキの種付けなど、本年度導入した体験型プランを発表した。
 体験型は計6種類で、寄付額に応じ24のメニューがある。カキの種付けは桂島で作業を行い、オーナーになる権利で、寄付額4万〜10万円が対象。収穫期にカキ約120個が寄付者宅へ送られる。4、5月に体験日を設定している。
 このほか、昨年12月から酒蔵「浦霞」の蔵ガイドツアー、市内のすし店での食事などを返礼品として提供している。
 ふるさと納税による同市への寄付額は2017年度が3700万円で、18年度は目標4000万円を達成する見通し。4日の定例記者会見で佐藤昭市長は「新年度は1億円が努力目標だ」と述べ、体験型返礼に伴う寄付者の来訪で地元への波及効果にも期待した。