西洋人が天皇をエンペラーと呼ぶのは明治以前から。

17世紀にオランダ付のドイツ人医師ケンペルが日本に滞在し、帰国後に「日本誌」をまとめた。
ヨーロッパで各国語に訳されて出版され、当時の西洋人の日本に対する基礎知識になっている。

ケンペルは、日本には聖職的皇帝(天皇)と世俗的皇帝(将軍)の「二人の支配者」がいると紹介した。
各藩の殿様を王と捉えてた。