透析中止を提示した外科医の一問一答
「透析は金の無駄」
考え方が長谷川豊と全く同じ



−−なぜ死ぬ選択肢を提示するのか。
 外科医 腎不全に根治(完治)はない。根治ではない「生」に患者が苦痛を覚える例はある
。本来、患者自身が自分の生涯を決定する権利を持っているのに、透析導入について(患者の)同意を取らず、その道(透析)に進むべきだというように(医療界が)動いている。
無益で偏った延命措置が取られている。透析をやらない権利を患者に認めるべきだ。

 腎臓内科医 透析を否定しているわけではない。インフォームドコンセント(十分な説明に基づく同意)だ。情報を与え、同意していただく。

 −−学会や国のガイドラインから外れている。

 腎臓内科医 ガイドラインは「説得をして透析を続けさせよう」という「継続ありき」だ。変わっていかなければならない。

 外科医 (女性)本人の意思確認はできていて、(医療は)適正に行われた。(女性を含めて)透析をしている人は「終末期」だ。
治る可能性があるのに努力しないのは問題だが、治らないのが前提。本人が利害をきちんと理解しているなら(透析治療の中止は)医療の一環だ。

https://mainichi.jp/articles/20190307/ddm/003/040/033000c?inb=ys