0001Hikaru ★
2019/03/08(金) 08:10:32.62ID:UnR6XZOq9https://www.dailyshincho.jp/article/2019/03080558/?all=1
迷宮入りも囁かれていた「紀州のドン・ファン」怪死事件が、あらたな展開を見せ始めた。
和歌山県警だけでなく、大阪府警も捜査に乗り出したのだ。
その最中、急性覚醒剤中毒で謎の死を遂げた野崎幸助氏(享年77)の遺言書に、「捏造」の疑いが浮上してきたのである。
22歳の幼な妻を残して、和歌山県田辺市の資産家、野崎氏が怪死してからはや9カ月。
和歌山県警は「殺人事件」として捜査に着手したものの、未だ犯人逮捕には至っていない。
社会部記者によれば、
「昨年暮れ、“ドン・ファン捜査班”が増え、2班体制になりました。あらためて関係者の洗い出しを行い、
このところ、和歌山だけでなく、東京などにも捜査員が投入されています」
しかも、大阪府警までが乗り出してきたという。
「事件発生直後の家宅捜索で、野崎さんの自宅からシャブに使う注射針が見つかりました。
それは、野崎さんが幼な妻の前に交際していた愛人の置いていった荷物から出てきた。
府警が別件のシャブ捜査をする過程で、どうやらその愛人のことが浮かび上がったようです。
そのため、府警の捜査員が和歌山入りし、愛人と交流のあった人物に聞き込みを始めたのです」(同)
捜査は風雲急を告げているようだが、実際、幼な妻とともに、ドン・ファンの遺体の第一発見者となった家政婦の身辺も騒がしくなっている。当人に聞くと、
「私自身は警察に呼ばれたりはしてないのですけど、私の携帯の電話帳に載っていた人たちに手当たり次第、当たっているみたい。
元夫が覚醒剤事件で捕まったりしたから、やはり疑われているのかも。
“田辺署の捜査員が話を聞きに来たけど、悪いことをする人じゃないと答えておいた”と言ってきた人もいれば、
“もう二度と会いたくない”“金輪際、電話をかけてくるな”と絶縁宣言されたりもして……。本当に迷惑しています」
捜査が動き始めた一方で、実は、ドン・ファンの遺書にも疑いの目が向けられるようになっていたのである。
この世に存在せず
野崎氏の会社関係者が明かす。
「社長の死後2週間ほど経って、東京の弁護士事務所の事務員で、便宜上、会社の役員を務めていた人物が“遺書があった”と言い出しました。昨年9月に、田辺市の家裁に提出され、現在、審問が行われています」
その遺書は平成25年2月8日付で、「全財産を田辺市にキフする」などと記され、ゴールドの会社封筒で事務員の自宅に送られてきていた。
しかし、会社封筒を納入した印刷会社の社長がこう証言する。
「伝票を確認すると、野崎社長の会社には、平成25年12月7日にゴールドの封筒を2万枚納品しています。それ以前に納めていたのは、白い封筒です」
つまり、遺書の日付に、ゴールドの封筒は存在しなかったのである。
再び、家政婦の話。
「昨夏、その事務員の人と焼肉店に行ったとき、“少しは退職金を取ってやる。まあ、見てなさい”なんて威勢の良いこと言っていたのよ」
一体、どういうことか。
会社関係者が続ける。
「もし遺書の内容が認められると、何十億円とも言われる社長の遺産のうち、奥さんは4分の3を手にできるはずが、遺留分としての2分の1だけになってしまう。
事務員は遺書を持ち出すことで、奥さんに揺さぶりをかけようとしたのではないでしょうか。
当初、奥さんは“あんなのデタラメよ”と反発していました。ところが、そのうち、“遺産の分配が早くなるらしいから”と、なぜか同意する素振りを見せるようになった。
事務員と奥さんの間で、何らかの裏約束でもあったのか……」
だが、事務員に聞くと、
「取材には答えません」
怪死の謎だけでなく、遺書の謎もいつか表沙汰になるのか。
◇ 故・野崎幸助氏
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