8日午後の東京株式市場で日経平均株価は心理的な節目の2万1000円を下回った。取引時間中の2万1000円割れは2月15日以来、3週ぶり。下げ幅は400円を超え、2万0990円近辺を付けた。世界的な景気の先行きに対する不透明感から海運や機械、非鉄金属といった景気敏感株を中心にほぼ全面安となっている。海外ヘッジファンドによる株価指数先物売りのほか、3月決算期末を控えた国内機関投資家の決算対策売りも断続的に出ているという。

8日明らかになった2月の中国の貿易統計で、米ドル建ての輸出が前年同月比で大幅減となった。足元の中国景気の弱さが確認され、世界的な景気悪化への警戒感が強まっている。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

2019/3/8 13:39
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL08HX8_Y9A300C1000000/

日経平均株価
https://www.nikkei.com/markets/worldidx/chart/nk225/