2019年3月8日 18時22分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190308/k10011840811000.html
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千葉県銚子市の海岸に体長およそ16メートルに及ぶマッコウクジラの死骸が流れ着いているのが見つかり、8日、専門家が現地を訪れクジラの調査を行いました。

マッコウクジラの死骸が見つかったのは銚子市犬若の海岸の岩場です。

8日は、クジラの生態に詳しい国立科学博物館の田島木綿子研究主幹らが現地を訪れ、表皮や筋肉、それに歯などを採取しました。

クジラは体長がおよそ16メートルあり、大きさなどからオスとみられ、1か月ほど前に死んで、海岸に打ち寄せられたとみられています。

田島研究主幹は「日本の近海に生息するマッコウクジラでは最大級だと思う。歯が採取できたので年齢などが分かる可能性もある」と話しています。

死骸が流れ着いたすぐ近くには岩が耳を立てた犬に見えることから「犬岩」と呼ばれる観光名所があり、千葉県などは今後、死骸の処理方法を検討することにしています。

地元の70代の男性は「近くを散歩していると、いろんな種類の漂着物があるが、こんなに大きなクジラは初めて見た」と話していました。