男性はしかに感染 利用交通機関公表し注意呼びかけ 埼玉

今月、ベトナムから帰国した、さいたま市に住む40代の男性が、はしかに感染していることが分かりました。
埼玉県は、この男性が発症後に利用した交通機関を公表し、接触した可能性があり、はしかの疑いがある症状が現れた場合は、医療機関を受診するよう呼びかけています。
はしかの感染が分かったのは、さいたま市に住む40代の男性です。
埼玉県によりますと、この男性は仕事でベトナムに滞在し今月帰国したあと4日に発熱や発疹の症状が出て、さいたま市内の医療機関を受診し、8日、はしかと診断されました。
男性は快方に向かっているということですが、接触した人がはしかに感染している可能性があるため、発症後にこの男性が利用した交通機関を公表しました。

それによりますと、男性は今月4日午前6時半ごろにJR埼京線で中浦和駅から池袋駅まで移動したあと、その後、JR山手線に乗り換えて高田馬場駅まで移動しました。
午後7時ごろから同じルートを逆に使って帰宅しています。

また、今月6日には午前7時前に、さいたま市内などを走る国際興業バスに乗って土合小学校から中浦和駅まで移動しました。
その後、JR埼京線の中浦和駅から池袋駅まで利用し、JR山手線に乗り換えて高田馬場駅まで移動しました。午後6時ごろからは、同じルートを逆に使って中浦和駅まで戻り帰宅したということです。
埼玉県では、この男性と接触した可能性があり、はしかの疑いがある症状が現れた場合には、最寄りの医療機関に連絡したうえで
受診するよう呼びかけるとともに、感染を広げないために受診の際は公共交通機関を利用しないでほしいとしています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190309/k10011841561000.html