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2019/03/13(水) 18:35:08.08ID:7pwXiBdX9【解説】 今の状況は? 英下院がブレグジット協定否決
2019年03月13日
イギリスの下院(定数650)は12日夜、テリーザ・メイ首相が欧州連合(EU)と取りまとめたEU離脱協定を否決した。ブレグジット(イギリスのEU離脱)はなお、混乱状態にある。
メイ首相は採決の直前にEUと協定内容の一部変更で合意にこぎつけ、議員から支持を得られると期待して12日を迎えた。
しかし、下院はこの協定も391対242と149票差で否決した。メイ首相の離脱協定は、1月の最初の採決でも歴史的大差で否決されている。
もし12日の採決がメイ首相の思う通りの展開になっていれば、イギリスは今ごろ首相の協定に沿って3月29日の離脱準備をしていただろう。
3月29日の離脱期限まで、2週間あまり。今後の展開について、まだ予断は許されない。
次に何が起きるのか
次は、明日13日だ。下院議員はこの日、3月29日にイギリスがEUとの合意がないまま離脱することを認めるかどうかを決める。いわゆる「無秩序なブレグジット」あるいは「合意なしブレグジット」だ。
合意なしで離脱すれば、英政府とEUの離脱協定が定める21カ月の移行期間もなくなる。通商や移民、医療などに多大なリスクが生じるため、議会はほぼ確実にこの可能性を否決するだろう。
その後に控えているのは……そう、ご正解。また別の採決だ。しかも翌日。
合意なしブレグジットが否決された場合、下院は14日にEU離脱を3月29日以降に延期するかどうかを採決する。
これが可決されるとメイ首相はEUへ戻り、EU基本条約(リスボン条約)第50条に定められた2年間の離脱交渉期間を延長するよう要請することになる。ブレグジットの行方はEUに委ねられ、延長期間が審議されることになる。
メイ首相は協定の否決を受けて、「合意なしブレグジットに反対し離脱延期を要請しても、我々が直面している問題は解決しない。離脱を延期して私たちがどうするつもりなのか、EUは知りたがるし、下院は答えなくてはならない」と述べている
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