0001ガーディス ★
2019/03/13(水) 19:04:11.04ID:Ki7xjzrU9受賞者は匝瑳市の越川英乃(はなの)ちゃん。昨夏に親戚の家でいとこを撮影した作品「きいちゃん」が、カラー単写真の部237点の中から最優秀賞に輝いた。写真展はプロアマ不問。今回から16歳以上だった応募の年齢制限がなくなり、全部門の合計応募点数は444点に上った。
英乃ちゃんは1歳のころからカメラに興味を持ち始めたという。元教諭で祖父の徳永秀明さん(64)=船橋市=が趣味でカメラを持っており、最初は撮られるのが好きだった。画面に映る撮影写真を毎回のぞきにくるなど、興味津々。徳永さんは「非常に物おじしない子で、5人の孫の中で唯一カメラに興味を持っていた」と振り返る。
2歳になった昨春、徳永さんからコンパクトデジタルカメラを借り自ら撮影を開始。オート設定で一日何百回もシャッターを切り、めきめきと上達していったという。被写体は人物やお気に入りのおもちゃが中心で、「これははなちゃんが撮ったの」と、自分で撮影した写真は必ず覚えている。
2歳児にとっては重たいカメラだが、写真はぶれずにピントも合っていた。「シャッターボタンの押し方を教えただけなのに、いつの間にかこうなっていた。むやみに押さず、しっかり被写体を見てから撮影しているところも驚いた」と徳永さん。必然的にローアングルとなり、撮られた人は自然と笑顔になるのも特徴となった。
写真展の表彰式では大勢の人に囲まれ緊張しながらも、松戸徹市長から賞状を受け取り笑顔を見せたという。審査員を務めた写真家の北井一夫さんは「非常に良い作品で驚いた。(受賞作が)撮影者と被写体の関係性をはっきり現していることは一目瞭然。まさにドキュメント。写真に年齢は無意味だし、現実として2歳の子でも撮れている」とコメントした。また、母の亜由実さん(36)の作品も同部門で優秀賞に輝き、親子でダブル受賞となった。
徳永さんは約束していた新品のカメラを英乃ちゃんにプレゼントする予定で、「今後も写真は趣味の一つとして続けてほしい」と目を細めた。
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