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中学校の卒業式後に「特攻服」 10人補導 岡山
2019年3月13日 19時10分

中学校の卒業式のあと、いわゆる「特攻服」などを着た少年たちがJR岡山駅周辺に集まって騒ぐ行為が繰り返されてきたことを受けて、岡山県内の多くの中学校で卒業式が行われた13日、大勢の警察官が警戒に当たりました。警察によりますと、これまでに中学生10人を補導し、大きなトラブルは確認されていないということです。

岡山市のJR岡山駅前では毎年、中学校の卒業式のあと、「特攻服」や派手な刺しゅうの入った学生服を着た少年が大勢集まり、騒ぐ行為が繰り返されてきました。

岡山県警察本部はことしから少年が公共の場で「特攻服」などを着ていた場合、補導することにし、県内の多くの中学校が卒業式を迎えた13日はJR岡山駅周辺に120人余りなど各地に警察官を配置して警戒に当たりました。

駅前広場では毎年、少年たちが集まる桃太郎の像を取り囲むように警察官が立ち、ものものしい雰囲気に包まれていました。

警察によりますと、13日午後5時までに岡山駅周辺などで「特攻服」を着ていた中学生10人を補導し、大きなトラブルは確認されていないということです。

近くをとおりかかった20代の男子大学生は「『特攻服』の少年たちがいなくて安心しました」と話していました。

一方、20代の会社員の男性は「岡山ならではの文化とも感じていたので、無理におさえこまず、ほどほどにしてあげたらいいと思います」と話していました。