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ここで語るのは、ある母親の苦悩と本音

ダウン症の子供を産んだ。
障害を知って夫は、戸惑いながらも、やさしく母子を受け止めた。
自分たちの子だから一緒に頑張ろう〜暖かい言葉に励まされて安堵した。

両親も「この子を育てられるのはあなたしかいないみんなで頑張ろう」と励ましてくれた。
問題を追及すると、その場にいる誰もが遺伝子を受け継いだのではないかと互いを責めることになる。
互いが見えないバリアを張って、「誰のせいでもないんだ〜」と言い合っていたのだ。

幼いうちは、ほかの子よりむしろ可愛く思えた。
離れた目、白い肌、柔らかい体、短い手足、扁平な顔も特にかわいく思えた。
小学校の間はかろうじて、ほかの子についていっているかのように思えた。
ほとんどいじめられもしなかった。

やがて特別な子だけの学校に行くようになった。
疎外感の中で同病相哀れむかのように親たちが結束したが子供の障害の重さによって、
見えない壁があり一喜一憂していたのも否めない。