タイヤ痕見つかった鳥取砂丘、進入防止柵を設置
1 時間前
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190312-OYT1T50266/

 車の乗り入れが禁止されている鳥取砂丘西側(鳥取市)の特別保護地区で今年1月、タイヤ痕が見つかった問題を受け、環境省と県、市は12日、歩道近くの3か所に進入防止柵を設置した。

 進入防止柵は高さ65センチのステンレス製。柵の幅は歩道幅に合わせ、1メートルと70センチの2種類を使い分けた。プレート部分には「車両進入禁止」と日本語と英語で表記している。この日、各機関の担当者は、車が歩道から進入しやすい3か所に土台を置き、柵をチェーンと南京錠で固定した。

 今年2月には、砂丘の砂が堆積たいせきしやすい4か所に、樹脂製の進入防止ポール(高さ85センチ、直径16・5センチ)を設置している。ポールは埋め込み式のため、再設置が容易だという。

 環境省浦富自然保護官事務所(岩美町)の源関絢・自然保護官は「砂丘には守らねばならない自然環境がある。タイヤ痕の問題がニュースになり、観光客の意識は高まってきたが、(進入防止柵で)車両が立ち入ってはいけないことを分かりやすく伝え、ルールの徹底を図りたい」と説明した。