もし、海外でクルアーンを冒とくしてしまったらどうなるか?

イスラーム教の影響が強い国では、殺されてしまうことがある。

2015年に、アフガニスタンの首都カブールで考えられないような事件が起きた。
当時27歳のアフガニスタン人の女性が「クルアーンを燃やした」として、人々に暴行されて殺されてしまったのだ。

それも凄惨せいさんな方法で。

CNNがそのニュース(2015.05.07)を伝えている。


事件は3月19日に起きた。ファルクフンダさん(当時27歳)は男たちから殴る蹴るの暴行を受け、体に火をつけられたうえ、橋から川へと投げ落とされた。

事件の一部始終はビデオ撮影され、世界中で反響を呼んだ。すでに血まみれのファルクフンダさんが怒る男たちに囲まれ、蹴られたり石や板で殴られる様子が捉えられている。

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このリンチ殺人をおこした人たちは、タリバンのような過激な思想をもった人間ではない。
ふつうの若者だ。

しかも、ファルクフンダさんがクルアーンを焼いたという証拠も見つかっていないという。