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アフリカ南東部で洪水 120人以上死亡 84万人以上避難
2019年3月14日 19時30分

アフリカ南東部で大雨による洪水が発生し、モザンビークやマラウイなどで、これまでに合わせて120人以上が死亡し、84万人以上が避難を余儀なくされています。モザンビークでは、サイクロンが接近していて、被害がさらに広がるおそれがあるとして、非常事態宣言を出して住民に避難を呼びかけています。

アフリカ南東部では、先週から降り続いている大雨で、モザンビークやマラウイ、それに南アフリカで洪水が発生しています。

現地からの報道によりますと、このうち、モザンビークでは、これまでに少なくとも66人が死亡したほか、5700棟以上の家屋が倒壊し、およそ14万人が避難を余儀なくされています。

モザンビーク政府は、今も雨が降り続いているうえ、14日から15日にかけてサイクロンが上陸して被害がさらに拡大するおそれがあるとして、非常事態宣言を出して住民に避難を呼びかけています。

また、隣国のマラウイでも、1週間以上大雨が続き、洪水で少なくとも56人が死亡し、70万人以上が避難を余儀なくされています。

さらに、南アフリカでも、これまでに4人が死亡したということです。

各国は、今後も洪水が起きるおそれがあるとして、川の近くに住んでいる人などに避難するよう呼びかけています。