※週末政治スレ
元号 十数案を絞り込み…官房長官、3案前後に
5 時間前
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20190316-OYT1T50084/

 政府が4月1日に決定する新元号の選定過程の概要が15日、分かった。菅官房長官が決定当日までに、学者から提出された十数の元号案を3案前後に整理する。当日は有識者や衆参両院の正副議長の意見聴取から公表までに2時間〜2時間半程度を見込む。
 
 政府は、元号の考案者として国文学、漢文学、日本史学、東洋史学などに見識を持つ学者を想定している。これまでに100以上の元号案の提出を受けた。

 官房長官は、元号選びにあたる内閣官房の事務方が事前にふるいにかけた十数案に目を通し、3案前後に整理した結果を当日までに安倍首相に報告する。
 政府は「平成」を継ぐ248番目の新元号選びにあたり、1989年1月の平成改元時の手続きを踏襲する。有識者による「元号に関する懇談会」や衆参両院の正副議長の意見聴取、全閣僚会議を経て、新元号を定める政令を閣議決定し、発表に至るという流れだ。
 30年前の前回は有識者懇から発表まで約1時間半だった。政府は今回、30分以上長くなると見込んでいる。各方面の意見を幅広く聞き、丁寧に議論を進める狙いがある。前回の有識者懇では、政府側が「平成」「修文
しゅうぶん
」「正化
せいか
」のうち「平成」が望ましいとの意向をにじませ、「結論ありきだ」との批判もあった。
 有識者懇のメンバーは前回から1人増やす。ノーベル賞受賞者の山中伸弥・京大教授や作家の林真理子氏ら9人が内定している。
 一方、政府は新元号が発表前に漏れないよう、情報管理を徹底する。衆参の正副議長らに、新元号に関する政府の説明を受けた後は、発表まで外部との接触を避けるよう求めているという。
 政府は発表に先立ち、天皇陛下と皇太子さまに新元号を報告する方針だ。天皇一代に元号一つを定める「一世一元制」の下、天皇と元号が密接にかかわっていることを踏まえた。