全国の高校で人の骨や人体の一部とみられる標本が保管されていることが明らかになる中、県内の2つの高校でも人の胎児や臓器などの標本が見つかりました。

ことし1月、桐生女子高校を卒業した女性から「高校に胎児の標本があった」と学校に連絡がありました。
これを受け学校側が調べたところ、家庭科室からホルマリン漬けの胎児とみられる標本5体分が見つかり、警察が鑑定を行った結果、いずれも人の胎児であることが確認されました。
また、県教育委員会がすべての県立学校を対象に調査を行った結果、高崎女子高校でも生物室からホルマリン漬けの骨と臓器とみられる標本が見つかり、警察が調べた結果、人の骨の一部と腎臓であることが確認されました。
警察によりますと、いずれの標本も保存状態などから事件性は極めて薄いということです。
県教育委員会によりますと、いずれの標本も入手した年代や経緯などがわかっていないということで、火葬する手続きを取ることにしています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/20190319/1060004150.html