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2019年3月22日 / 16:34 / 2時間前更新
英、批准・新計画なければ4月12日に合意なき離脱へ=仏政府
Reuters Staff
[ブリュッセル 22日 ロイター] - フランスは22日、英国が欧州連合(EU)離脱案を批准できず、新たな計画も提示できなければ、4月12日に「合意なく」EUを離脱するとの認識を示した。

EU首脳は前日、メイ英首相がEUと合意した離脱協定案が英議会で来週承認されない場合、4月12日まで離脱日を2週間延期し、それまでに新たな計画を示すか、合意なき離脱を選ぶか決断するよう求めた。さらに、英議会が離脱協定案を来週承認した場合は、5月22日までの延期に応じることで合意した。

マクロン仏大統領府の高官は「離脱期日は4月12日だ」とし、それ以上延期を認めることはない構えを鮮明にした。

他のEU諸国は幾分柔軟な立場を示しており、アイルランドのマエンティ欧州問題担当相は、英国が欧州議会選参加への意向を示していないことを踏まえ、「英国には離脱期日をさらに延期する能力はない」としつつも、4月12日は明確な方向性を示す期限であり、「最終日という意味ではない」と述べた。

オランダのルッテ首相は、英国が欧州議会選に参加しないとの想定の下、法的な離脱期日は6月30日との認識を示した。

他の外交官らも「さらなる延期の可能性は残されている」と述べた。