「私はきゅうりが嫌いである。理由は、おいしくないと思うからだ。 単なる好き嫌いだが、それなりに非難される。
それは、きゅうり好きの人たちの視野の中に『非きゅうり好き』が入っていないからである。
『よもやきゅうり嫌いなんて人がこの世に居るなんて』ということである。だから、いろんなところで『当然』のようにきゅうりを出される。
もてなしという善意が前提にあるだけに、 我々きゅうり嫌いに残された選択肢は『手をつけない』だけである。これをきゅうりのファシズムと言っては言いすぎだろうか」