AI=人工知能を搭載する兵器をめぐって、来週、スイスで国際会議が開かれるのを前に、日本政府は、開発にあたって国際的なルールを設けるよう求める提言をまとめ、会議の事務局に提出しました。

AI=人工知能を搭載する兵器の在り方を議論するため、今月25日から、スイスのジュネーブで国際会議が開かれることになっています。

これを前に日本政府は会議では、バランスのとれた議論を行うべきだとして、事務局に提言を出しました。

提言では、日本は、完全自律型で死に至らしめるような兵器は開発しないとしたうえで、人間が関与する「AI兵器」は人為的なミスを減らし、省力化につながるとして、安全保障上の意義があるとしています。

そのうえで、人間が関与することなしにAIだけの判断で死に至らしめるような兵器の開発には、国際的なルールを設けるよう求めています。

日本政府としては、こうした国際的なルール作りを各国に働きかけていく方針です。

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NHKニュース
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