高齢の男性から現金2500万円をだまし取ったとして、神奈川県警特殊詐欺対策室は25日、詐欺容疑で住所不定、無職の長沼宏和容疑者(31)を逮捕した。認否を明らかにしていない。

 逮捕容疑は東京都江戸川区西葛西の無職、石田将大被告(29)=詐欺罪などで公判中=ら数人と共謀し、昨年9月9日から同14日までの間に、同区内のアジトから堺市に住む80代の無職男性宅に長男を装って「お金を使い込んだことが会社にバレてしまった。1千万円貸してくれへんかな」「ほんまは、あと200万円いるねん」などと嘘の電話をかけるなどし、3回にわたって現金計2500万円を詐取したとしている。

 同室によると、長沼容疑者は特殊詐欺グループのなかで、石田被告らに対する「指示役」とみられている。埼玉県八潮市の関係先のマンションで身柄を確保した。

https://www.sankei.com/affairs/news/190325/afr1903250021-n1.html
2019.3.25 18:00