https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190326/k10011861661000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_042

19人殺害事件の知的障害者施設 解体工事が終了 相模原
2019年3月26日 19時06分障害者施設 殺傷事件

19人が殺害される事件が起きた相模原市の知的障害者施設で、現場となった建物の解体工事が終了したことから、さら地になった敷地内が26日公開されました。

相模原市にある知的障害者施設「津久井やまゆり園」では、平成28年7月、入所していた障害のある人たちが次々と刃物で刺され、19人が殺害され、27人が重軽傷を負いました。

神奈川県は、同じ場所で施設を建て替えるとともに、横浜市に新たな施設を整備して入所者を分散させる計画で、事件の現場となった施設では建て替え工事が進められています。

事件から2年8か月となる26日は、解体工事が終了したことを受け、敷地内が関係者や報道陣に公開されました。

敷地では、事件が起きた居住棟などが取り壊されてさら地となっていました。

入所していた46歳の息子が事件で大けがをした尾野剛志さん(75)も訪れ、「心がえぐられるような寂しい気持ちになり、数々の思い出が駆けめぐった。新しい津久井やまゆり園は開かれたすばらしい施設だと言われるようになってほしい」と話していました。

県は、現在、新しい施設の設計を進めていて、新年度中に建設工事に移り、2021年度には横浜市の施設と合わせて利用者の入所を開始したいとしています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190326/K10011861661_1903261835_1903261906_01_02.jpg
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190326/K10011861661_1903261835_1903261906_01_03.jpg
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190326/K10011861661_1903261835_1903261906_01_04.jpg