「オレは臓器売買に関わっている。人さらいだ」
 出会い系サイトで知り合った女性を脅し、手足に手錠をかけ、暴行を加えていた男が逮捕された。

 岡山県の女性(24)を殴って自宅に監禁したとして、香川県警丸亀署は24日、同県多度津町の無職、市川光朗容疑者(50)を逮捕監禁致傷の疑いで再逮捕した。

 市川容疑者は昨年12月31日午前0時15分ごろ、多度津町の岸壁に駐車していた自分の車の中で女性の頭を殴り、自宅アパートに連れ込み、今年1月2日午前11時ごろまで監禁した。

「出会い系サイトで知り合った女性と援助交際を持ち掛けるようなやりとりをして呼び出していた。待ち合わせをした女性を自分の車に乗せ、『臓器売買の売人』と言って女性をビビらせ、手足に手錠をかけて逃げられないようにした。さらに髪の毛をつかむなどして暴行を加え、恐怖心を与えて言うことをきかせていた。女性はスキを見て逃げ出しましたが、自分も法に触れるのではないかという後ろめたさから、被害を届け出なかったようです」(捜査事情通)

■同じ犯罪繰り返し逮捕

 それから2カ月後の3月2日。また同じ犯罪を繰り返したため、逮捕されて余罪がバレた。

 午後10時20分ごろ、市川容疑者は出会い系サイトを通じて知り合った高松市内の22歳の女性を同市の駐車場に呼び出し、車に乗せ、手錠をかけて自宅に連れて行った。

「女性は手足の自由を奪われ、性的な行為をされていたようです。それでも何とか市川容疑者の目を盗んで、知人男性にSNSで『監禁されています。助けてください』というメッセージを送った。市川容疑者の自宅は高松市内から20キロ以上離れていて、女性は土地勘はもちろん、自宅の住所など知らなかったが、連れ込まれたアパートの部屋番号を覚えていた。それでメッセージに『102号室です』と書き添えた。知人男性から通報を受けた捜査員は以前から犯罪歴のある市川容疑者をマークしていたことから、すぐにピンときて現場に急行した。3日午後2時半ごろ、捜査員が自宅に踏み込んだところ、市川容疑者が女性と一緒にいたため、現行犯逮捕となった。その後の調べで市川容疑者のスマートフォンの解析や本人の自供などから年末から年始にかけての事件が発覚し、再逮捕となった。前科? 同じようなのも含め、両手近くはある」(前出の捜査事情通)

 市川容疑者は20年以上前にも窃盗で複数回逮捕され、その後、女子高生に性的暴行を加え、数年前にも逮捕監禁で逮捕されている。こんな前科何犯もの性犯罪者が何食わぬ顔をして普通に暮らし、その辺を徘徊していたというのだから、本当に怖い。
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/16223119/