川崎市川崎区の認可外幼稚園「A.L.C.貝塚学院」を運営するアメリカンラングエイジセンター(同区)が事業継続を断念し、自己破産を申請する方向で準備していることがわかった。

 帝国データバンク横浜支店が27日、発表した。負債額は調査中。26日夕に一斉メールで閉園を知らされた保護者らの間では動揺が広がっている。

 帝国データバンクによると、同社は1974年に設立。40年以上、幼稚園の運営を手がけてきた。独自のカリキュラムによる園児教育で知られ、幼児英語教育による知名度は高いという。少子化に伴う入園児数の減少などで債務超過状態が続いていた。

 保護者あてには26日夕、「認可幼稚園無償化などの影響を受け、本年4月以降の事業継続ができない状況となりました」とする一斉メールが送られた。また27日には、保護者説明会を29日に実施する内容の封書が届き、今月内に破産手続き開始申し立てを行うことも明記した。

 ある保護者によると、園では入園時、金融機関よりも高い金利をうたう「債権」と呼ぶ預かり金制度があった。3年満期で、数十万〜100万円単位で預ける保護者もいたという。

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