乳児院で男児に正座 虐待と認定

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20190327/5050005991.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

虐待など、さまざまな理由で家庭で暮らすことのできない子どもを保護する鹿児島市の
「鹿児島乳児院」で、施設長が5歳の男の子を床に長時間正座させて、
指導を続けていたことがわかりました。
県は、虐待にあたるとして、運営する社会福祉法人に再発防止策の提出を求めました。

施設や県によりますと、先月8日、鹿児島市山田町の「鹿児島乳児院」で、
「5歳の男の子に対し施設長が正座をさせ平手でたたいた」という通報が寄せられ、
県は男の子を一時保護するとともに立ち入り調査を続けてきました。

その結果、施設長がこの男の子を少なくとも15分、床に正座させたまま指導を続けていたという
複数の証言が寄せられ、県は虐待があったと認定しました。

また、施設の職員からは施設長がこの男の子の顔を床に押しつけたり、
たたいたりしたという証言が得られたものの、裏付けはできず、
「不適切な指導が行われた可能性が高い」としています。

ほかの子どもへの虐待とみられる行為は、確認できなかったとしています。

県は、乳児院を運営する社会福祉法人「鶴陽会」に対し、再発防止策をまとめた報告書を
来月22日までに提出するよう求めました。

鶴陽会の大勝隆一理事長は
「私どもの監督が行き届いておらず、大変申し訳なく思っています。
関係者を処分するとともに、再発防止に努めていきたい」
と話しています。

03/27 17:37