https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201903/sp/0012190002.shtml

相生の小型機不時着 燃料切れが原因 運輸安全委
2019/03/28 20:10

 2017年7月、小型飛行機が兵庫県相生市のゴルフ場「姫路相生カントリークラブ」に不時着し、機体が大破した事故について、運輸安全委員会は28日、燃料切れで飛行中に停止したことが原因とする調査報告書をまとめた。

 小型飛行機は、操縦していた英国人男性=当時(47)=の自作。17年7月11日午後0時34分ごろに新潟空港(新潟市)を離陸し、岡南飛行場(岡山市)へ向かう途中の同3時51分ごろにエンジンが完全停止し、不時着して高さ約2メートルの段差に衝突、男性は重傷を負った。

 報告書によると、男性が同3時過ぎに燃料計を確認したところ、目的地までの残量は十分残っていたが、大破した機体のタンク内に燃料は残っていなかった。男性が燃料臭に気付いていたことなどから、燃料漏れが発生した可能性があるとした。(今福寛子)