NHK NEWS WEB 2019年3月29日 19時04分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20190329/k10011866251000.html

日本陸上競技連盟の強化コーチを務めていた、宮崎市にある高校の陸上部顧問の教諭が、
女子選手の体を触るなどのセクハラ行為を繰り返していたことがわかり、宮崎県教育委員会は、この教諭を懲戒免職の処分にしました。

懲戒免職の処分を受けたのは、宮崎市の宮崎工業高校で陸上部の顧問をしていた秋本純男教諭(43)です。

宮崎県教育委員会によりますと、秋本教諭は、複数の女子選手に抱きついて体を触るなどの
セクハラ行為を行っていたほか、女子選手やその保護者に対して携帯電話で「大好きぞ」などと
不適切なメッセージを送っていたということです。

また、選手の1人が去年、学校に被害を相談した際、教育委員会への報告など適切な対処を怠ったとして、60歳の校長も戒告の処分になりました。

宮崎工業の陸上部は全国レベルの強豪で、秋本教諭は顧問を14年間務め、日本陸上競技連盟では、投てきの20歳未満の選手の強化コーチも務めています。

日本陸連によりますと、教諭は、一部で報道された去年12月以降、コーチの活動は行っておらず、今のところ、
連盟主催の合宿などでのセクハラ行為は確認されていないということです。

宮崎県教育委員会は「顧問を長く務めていたこととの因果関係は分からない」としていて、今後、検証していく考えを示しました。