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2019年3月29日 / 04:17 / 16時間前更新
焦点:スペインの北朝鮮大使館襲撃、反体制組織「自由朝鮮」とは
Reuters Staff
[ソウル 27日 ロイター] - スペインの首都マドリードで2月に起きた北朝鮮大使館襲撃事件の詳細が判明するとともに、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が率いる体制の打倒を目指す組織「自由朝鮮」の存在が注目を浴びるようになってきた。

自由朝鮮の存在は、2017年にマレーシアで殺害された金正男氏の家族を保護したと宣言した際に初めて明らかになった。

スペイン当局が26日に公表した裁判所の記録によると、その自由朝鮮のメンバー少なくとも10人がマドリードの北朝鮮大使館に押し入り、数時間にわたって一部大使館員を拘束するなどした後、コンピューターとハードディスクドライブを持って逃走したもようだ。

自由朝鮮はウェブサイトで大使館侵入を認めた上で、武器を持ち暴力をふるったというスペイン当局の説明は間違っていると主張。代理人の弁護士は、スペインの裁判所が自由朝鮮側の言い分を聞かずに「結論を下したと称している」と指摘した。

さらにスペイン側が一部侵入者の氏名などを公表したことについて「常に敵を処刑する残忍な体制に反対する活動をしている人々の名を公開するのは非常に無責任だ」と批判している。
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