東京新聞 2019年4月2日 夕刊

 JR東日本は「令和」への改元を記念し、平成最後の日付が入った山手線エリア内36駅の入場券セットを発売する。
昭和62(1987)年の開業以来、社の歴史のほとんどを平成とともに歩んできたことから、乗客への感謝を込めて企画した。

 入場券は厚紙でできた「硬券」=写真=で、裏に「『ありがとう平成』記念入場券」と印字されている。
対象になるのは山手線29駅と、中央・総武線御茶ノ水駅−千駄ケ谷駅の7駅で、有効期間は30日から5カ月間。

 1セット5040円で6000セット発売。
JR東日本のショッピングサイト「JRE MALL」内「鉄道あんてな」で、8、10、12日の3回に分け、
いずれも正午から先着順に受け付ける。各回とも2000セットに達すれば販売は終了する。

 また、12〜30日に「ありがとう平成」、5月1〜31日に「ようこそ令和」のメッセージを入れた
23区内のJR線乗り降り自由の「都区内パス」を、エリア内の駅の指定席券売機、みどりの窓口などで販売する。
同社がメッセージ入りのパスを販売するのは初の試みという。

◇硬券
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