https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190402-00000066-asahi-pol
(リンク先にレシートコピーあり)

 統一地方選が始まった。地方議員に支払われる政務活動費(政活費)は、全国で不適当な支出がたびたび問題になってきた。香川県議会(定数41)の政活費を調べると、その趣旨にかなうかどうか疑わしい支出が見つかった。

■6種類の本、2冊ずつ

 県議会は、議員1人あたり月30万円、年間で計360万円の政活費を支給。使い道は調査研究のほか、県政報告や資料購入、政務で使う事務所の賃料などに限られる。議員は年度ごとに、収支報告書を議長に提出している。

 自民党会派のベテラン県議の2017年度の収支報告書によると、17年7月〜18年2月、「閉じてゆく帝国と逆説の21世紀経済」(842円)や「誰が世界戦争を始めるのか」(1620円)、「激論!安倍政権崩壊」(972円、いずれも税込み)など、6種類の本をそれぞれ2冊ずつ「資料購入費」として計上していた。

 特に、「誰が世界戦争を始めるのか」など3冊は、1冊目を買ってから約1カ月半後に、同じ書店で再び購入していた。

 この県議は取材に対し、「書店を歩いてフィーリングで買うため、重複してしまうことがある」と回答。「(議会)事務局などから指摘を受ければ従う」と話していた。

 その後、議会事務局が県議に修正を求め、重複購入された6冊分(計6128円)の支出が、2月27日付で収支報告書から削除された。報告書は支給額を超える約370万円を計上しているため、政活費は返還されず、修正となった。

■領収書、ネットで公開しないの?
(リンク先に続きあり)