WRESTLE―1の3日、後楽園大会で山村武寛選手(23)が試合中に動けなくなり救急搬送される事故が起きた。山村選手に意識はあったが詳しいケガの状況は不明で、今後、容体が心配される。

 山村選手が倒れたのは、セミファイナルのWRESTLE―1タッグチャンピオンシップ60分1本勝負で、山村選手はT―Hawkとタッグを組んで、王者組の河野真幸、アレハンドロに挑戦した。

山村選手は、河野のジャンピングニーアタックを浴びた後に前方回転エビ固めを繰り出した時に頭からマットに落下し、そのまま動けなくなった。試合は、9分56秒、河野組のレフェリーストップによる勝利でゴングを鳴らしたが、山村選手の異変に団体側が救急車を要請した。リング上に救急隊が駆け付け、およそ15分間に渡り処置を施した。山村選手に意識はあったが首から下がほとんど動かない状況で、都内の病院へ救急搬送された。

 山村選手は、1995年5月28日、大阪市出身の23歳。2015年9月にデビューしたが、17年10月1日の試合中に頸椎(けいつい)しんとうで長期欠場し今年2月13日のWRESTLE―1後楽園大会で復帰したばかりだった。

 試合後、対戦相手の河野は「早く戻って来てください」と祈るように声を振り絞っていた。

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