https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/500120

福岡市営地下鉄発煙 避雷器不具合か
2019年04月05日 15時01分


焦げているのが見つかった地下鉄車両屋根の避雷器(福岡市交通局提供)
https://www.nishinippon.co.jp/import/national/20190405/201904050008_000_m.jpg?1554444122

 福岡市博多区の市営地下鉄中洲川端駅で4日夜に地下鉄車両から煙が出て、約3時間にわたり地下鉄の運転を見合わせたトラブルで、市交通局は5日、車両の屋根に取り付けた避雷器に焦げた跡が見つかったと明らかにした。屋根や床下など他の場所から異常は見つかっておらず、交通局は避雷器に何らかの不具合があったとみている。

 焦げ跡があったのは6両編成のうち、進行方向の福岡空港側から数えて4両目の屋根にある避雷器。架線から電気を取り込むパンタグラフの近くに備えられている。外を運転中に落雷した場合、車両の電子機器を守るため電流を避雷器に逃がす仕組みになっている。3月28日の目視による点検では異常は見つからなかったという。

=2019/04/05付 西日本新聞夕刊=