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関東大震災の時に流言蜚語(ひご)に惑わされた日本人自警団が何の罪もない多数の朝鮮人を虐殺した−。
多くの日本人はこの事件にある種の後ろめたさを感じ、きちんと検証してみようとしなかった。
大震災から86年、工藤さんが初めてこの困難な作業に挑んだ。
まず、当時の日韓関係の中で朝鮮人のテロ、日本人襲撃が決して根拠のない流言蜚語ではなかったことを
多くの資料・新聞記事から立証。

つまり9月2日(二百十日)、11月の御成婚式を狙って社会主義者、無政府主義者が革命テロを
起こそうとして、そのとき関東大震災が発生し、 好機とばかりに蜂起したのです。しかし、
この事実は内務相の後藤新平らが、彼らを力で抑えるのは更なる事態悪化を招くと判断され、
流言、デマにして必死に抑えられたのでした。