0327名無しさん@1周年
2019/04/07(日) 13:46:51.55ID:fak+ST6A0今日でもう4日目。クリクリとした五分刈りのこいつの頭も、ようやく見慣れてきた
「全く、本当にお前は朝が早いな...。学校ン時は一体、朝何時に起きてるんだ?」
「朝練があるんで、5時半っス!」
どうしてこうなっているのか定かではないが、何故だか陽太の奴が決まって朝6時に
俺の部屋の戸を叩いて起こしにくる様になった。
生活のスタイルは乱れるし、録なもんじゃない。
「そうブー垂れないで下さいよ、先輩!早起きは何とかの得って言うじゃないですか。」
「三文、だ。たかだか60円くらいじゃないか。寝てた方がマシだな。」
「まぁまぁ。そのお陰で、こうやって毎朝一緒に飯食べれるじゃないっスか!!」
いかん、俺は何を考えているんだ。男所帯が長いせいか
陽太の寝間着替りのダボついた毛糸のジャージの隙間から見える
コーヒーゼリーの様な浅黒い日焼けした胸元を見て、おかしな気持ちになってしまっている
自分に気づいた。
「(今晩は久しぶりに、泡でも行くか...。)」
こん事があったせいか、その日はどこか気持ちの起き所が無く
営業中はあまり陽太と話せなかった。
続く