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西日本豪雨 被災女性がローン減免制度で400万円余免除に
2019年4月6日 18時38分西日本豪雨

去年7月の西日本豪雨で岡山県倉敷市真備町の自宅が全壊した女性が、災害を理由に住宅ローンを減免する制度で400万円余りの支払いを免除されました。西日本豪雨で被災し、この制度で住宅ローンが減免されたのは岡山、広島、愛媛の3県で初めてだということです。

大規模な災害で被災し、ローンの返済が難しくなった場合、金融機関が同意すれば返済額が減免される制度があります。

倉敷市真備町に住んでいた40代の女性は5年前に建てた平屋建ての自宅が、西日本豪雨で水没して全壊と判定され、1000万円近くのローンが残りました。

そして、去年8月、金融機関に減免を申し出て手続きを進めた結果、先月上旬、裁判所で調停が成立し、およそ430万円の支払いが免除されたということです。

岡山、広島、愛媛の各弁護士会によりますと、西日本豪雨で被災し、この制度で住宅ローンが減免されたのは、岡山、広島、愛媛の3県で初めてだということです。

5日の記者会見で女性は「被災当時はこれからどうやって生活しようかと途方に暮れていましたが、減免を受けられてなんとかめどが立ちました。水害の被害を補償する保険には入っていなかったので、制度を利用しなければとても生活できなかったと思います」と話していました。

ローンの減免制度の手続きと課題
(リンク先に続きあり)