イギリスの国防省は5日、北朝鮮船舶が東シナ海の海上で、船の物資を積み替える「瀬取り」を行っていたと明らかにしました。

 イギリス国防省は、東シナ海で先月2日、北朝鮮籍のタンカーが、船籍不明の船舶との間で海上で物資を積み替える「瀬取り」を行った疑いがあると発表しました。このタンカーは、漁船として信号を出していたということで、日本政府も先月28日、このタンカーが瀬取りを行った疑いがあることを発表していました。

 「瀬取り」は、国連安保理の制裁決議に違反する行為で、イギリスのウィリアムソン国防相は、「北朝鮮への制裁は継続する。完全かつ検証可能で不可逆的な非核化に向けた具体的進展が見られるまで、海軍はその履行を維持する」と述べています。

 今回のイギリス海軍の東シナ海への派遣は、今年1月の日英首脳会談での合意に基づき、行われたものです。

TBS系(JNN) 4/7(日) 2:12
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