https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190411/k10011880591000.html

大量の人骨放置 骨格標本会社の社長を書類送検
2019年4月11日 14時39分

去年、東京 足立区の住宅の敷地で、海外から持ち込まれたとみられるおよそ500人分の人の骨が見つかりましたが、警視庁は骨格標本などを製作する会社の社長が骨を放置したとして廃棄物処理法違反の疑いで書類送検しました。

書類送検されたのは、東京 足立区にある「羽原骨骼標本研究所」の60歳の社長です。去年11月、この会社が所有する住宅の敷地で、頭蓋骨などおよそ500人分の人の骨が放置されているのが見つかり、警視庁が、廃棄物処理法違反の疑いがあるとして捜査していました。

鑑定の結果、見つかった骨はほとんどがインドなど外国人のものとみられ、死後、数十年ほど経過しているということです。会社は以前、大学病院などで研究用として使われる骨格標本や人体の模型などを製作していましたが、10年以上前から閉鎖している状態でした。

警視庁によりますと、容疑を認めているということです。社長はNHKの取材に対して「骨は30年以上前にインドから輸入したもので、倉庫に保管していたが入りきらなくなったものを外に置いていた」などと説明していました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190411/K10011880591_1904111412_1904111439_01_04.jpg