一般に女性天皇は過去に8人10代存在するとされ、その内の6人8代は6世紀末から8世紀後半に集中するが、

いずれも父系に天皇を持つ男系天皇である。

また、女性天皇は未婚(生涯独身)か天皇・皇太子の元配偶者(未亡人、再婚せず)であったとされている。

皇族女子は非皇族男子と結婚した場合、その間に生まれた子が皇族となることはなかった。

現在の皇室典範でも皇族女子自身が皇族の身分を離れることが規定されている(第12条)。

第38代天智天皇、第40代天武天皇、第42代文武天皇など女性天皇の子が即位した例もあるが、

その子の父親すなわち女性天皇の夫もまた天皇・皇太子である。