北海道札幌市消防局の消防車や救急車の交通違反が相次いでいます。
4月12日には救急車など2台が一方通行を逆走。前日には消防車が夜間にライトをつけずに走行し、市が謝罪する事態となっています。

 一方通行を逆走したのは札幌市白石消防署の救急車と指揮車の2台です。

 2台は4月12日午後10時15分ごろ、札幌市白石区菊水7条4丁目の道道で、急病人の対応を終えて消防署に戻る際、一方通行の道を110メートル、約1分間逆走しました。

 現場は幹線道路との交差点で、左折する際に信号機や停止線がないことに気付き図面を確認したところ、逆走に気付いたということです。

 2台の運転手は道交法違反の疑いがあるため警察署に届け出ました。

 また前日の11日午後10時ごろには札幌市西消防署の消防車が札幌市西区発寒10条4丁目から発寒3条5丁目までの約800メートルを約2分間ライトを点灯せずに走行しました。

 消防車は、同時に出動した救助隊の車両の収納ボックスの扉が開いていることに気付き拡声器などで呼びかけをしていて、ライトの点灯を忘れたということです。

 収納ボックスを閉めようと救助隊が車両を停止させ、通過した消防車の無灯火に気付き連絡しました。

 札幌市消防局の岡本征仁警防部長は「無灯火走行に続いて一方通行を逆走したことを重く受け止め、お詫び申し上げます。再発防止にむけ交通法規の順守の再度徹底をはかり、すべての職員が交通規制について速やかに再確認します」とコメントしています。

UHB 北海道文化放送 4/13(土) 12:03
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