■ドコモ 通信料金と端末代金を分離 6月から新料金プラン

NTTドコモは、通信料金と端末代金をより明確に分離した料金プランを6月1日から導入すると発表しました。

通信だけの契約で、料金は2割から最大4割値下げになる一方、多くの利用者にとって、端末代金の負担額は増加すると見られます。

携帯の料金プランをめぐっては、国が通信料金の値下げに向けて、今の国会で端末代金との分離を義務づける法改正を目指していて、ドコモとしては法案の成立を待たずに全面的に取り入れた形です。

2019年4月15日 15時23分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190415/k10011884571000.html
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190415/K10011884571_1904151523_1904151524_01_03.jpg
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■ドコモ、「月々サポート」や「docomo with」の提供を終了へ

 NTTドコモが、新料金プラン「ギガホ」「ギガライト」の提供に合わせて「カケホーダイ&パケあえる」のFOMAとXi料金プラン、「月々サポート」「docomo with」「端末購入サポート」の提供を終了する。2019年5月31日に新規受付を終了する。6月以降も、契約しているプランを継続して利用することは可能。

 月々サポートは、端末ごとに設定されている購入補助。最大24回の割引を受けられる。この24回分を端末代金から引いた価格が「実質価格」「実質負担金」などと明記されている。

 docomo withは、指定されたスマートフォンを購入すると、毎月の利用料金から1500円を割り引くプラン。「月々サポート」と違い、次に機種変更をするまでは1500円の割引がずっと続くのが特徴だ。

docomo withの概要
https://image.itmedia.co.jp/mobile/articles/1904/15/st52693_dwms-01.jpg
docomo withの対象端末
https://image.itmedia.co.jp/mobile/articles/1904/15/st52693_dwms-02.jpg

 対象端末は「AQUOS sense2 SH-01L」「Galaxy Feel2 SC-02L」「arrows Be F-04K」「らくらくスマートフォン me F-01L」など、3万〜4万円台の機種が中心。最近は「iPhone 7」が対象になったことでも話題を集めた。なお、現在docomo withを契約している場合、2019年6月以降も毎月1500円の割引は受けられる。

 端末購入補助サポートは、12カ月間の継続利用を条件として、端末代金を割り引くサービス。

 総務省は、研究会での緊急提言や電気通信事業法の改正案にて、「完全分離プラン」の提供を要項に挙げている。完全分離プランでは、「(1)契約継続を条件とする端末購入補助」と「(2)端末購入を条件とする通信料金の割引」を禁止する。月々サポートとdocomo withは(2)に、端末購入サポートは(1)に抵触する。法改正が決定したわけではないが、これを見越してサービスを終了するものと思われる。

4月15日
https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1904/15/news097.html